掲載拒否できない食べログに賠償命令

先日、食べログに賠償命令というニュースがありました。

僕からすると食べログって、ただの地図でしかありません。苦笑

お店がどこにあるか、近くに存在するかを確認するための地図としてしか使っていません。

 

実際、食べログのレビューや評価など、いまや全く見ておりません。

理由は単純でして、まったく当てにならないからです。

その辺の話は以前にもブログに書きました。

こういう系のサイトの星の数や評点が信用ならないってのは感じてました。

が、悪いレビューはそこそこ信用できると思ってましたが、そこも怪しくなってきました。

というわけで、もはや地図としての利用価値しかないというのが個人的感想です。

統計も出てますね。

飲食店の予約・顧客管理システムを開発・提供するTableCheck(東京都中央区)は、「グルメサイトに関する意識調査」を実施した。その結果、30.4%が「グルメサイトを信用しない」と回答した。

グルメサイトの利用頻度を聞くと、26.5%が「1年前より減った」と回答。利用頻度が減った理由を聞くと、「自分好みのお店が見つからないから」が28.8%で最多だった。次いで「信頼できる情報ではないから」(21.2%)、「人の意見や評価に興味がないから」(17.8%)と続いた。

グルメサイト離れが深刻化 3割強が「信用しない」と回答

 

食べログ運営会社に賠償命令、客激減「韓流村」へ3840万円

そんな食べログですが、裁判が起こっていたようです。

食べログの点数を不当に下げられた結果、客足が減ったというもの。

飲食店情報サイト「食べログ」で評点を不当に下げられ客が激減したとして、焼き肉チェーン店を経営する「韓流村」(東京都港区)がサイトを運営する「カカクコム」(渋谷区)に約6億3905万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(林史高裁判長)は16日、約3840万円の賠償を命じた

食べログからしたら恣意的に点数を下げたわけでなく、評価システムの仕様(アルゴリズム)変更の問題らしいですけどね。

店からしたら知ったこっちゃないんでしょうけども……。汗

そもそも食べログの評価ロジックは信頼できるのか?

でも星の数(評点)って、色んな人の評価をごちゃまぜにしているわけですからね。

それを食べログ独自のブラックボックスのロジックで計算してるわけですから、いよいよ信頼性低いと思うんですけどね。

ブラックボックスってのは非公開って意味です。

こんな話もありますね。

しかし有料会員に入っている店舗からは次のような不満がでています。
食べログの営業代理店から「料金プラン見直し」の提案を受けた飲食店があります。
飲食店の店長:営業代理店から「今度2万5000円のコースがなくなり、3.6の点数を維持したいのであれば5万円のコースにした方がいい」という話だったと思います。
料金プランで店数が変わるような印象を受け、食べログに対して店長は不信感をもったそうです。

これについては本当のところはわかりません。

でも、なんとなくグレーな印象を抱かせる話ですよね。

ていうか、「有料プランがあったんかい!」って話ですね。

 

それを考えると、友達の「あの店うまいよ」の評価の方がよっぽどか信頼できると思いますけど、どうでしょうね?

食べログの評価を根拠なく妄信するのやめた方がいいと思うんですけどね。

 

なぜか掲載拒否できない食べログ

ところで、評価を下げられたのなら食べログに掲載拒否すればいいんじゃないのって思う人もいるでしょう。

勝手に評点を下げされて悪いレビューも書かれたら普通は「乗せるな」って言いたくなりますよね。苦笑

 

でも、原則的に食べログって掲載拒否できないらしいです。

お店が直接「載せないでくれ」と言ってもほぼ対応してくれないそうです。

それはちょっと酷いですよね。

 

ま、確かに、ある意味で、お店の存在というのは公的な情報でもあります。

例えば、僕の自宅ですらGoogleマップに勝手に掲載されてしまってるわけです。

しかも写真でくっきりと。笑

さらにはゼンリンの住宅地図にも勝手に名前入りで掲載されてしまうわけです。

でもこれは違法ではありません。

 

ちなみに星の数も違法ではありません。

レビューも余程酷い誹謗中傷でない限りは違法ではありません。

 

でも、お店側から削除してくれって言われたときに、食べログが削除しない理由ってなんだ?って話です。

食べログはそれで商売してるから掲載拒否するのは当たり前?

でも、それは理屈が通らないと思うんですよね。

お店あっての食べログなわけですしね。

しかも、地図的情報以外の情報も乗せているわけですから。

 

プロの評価が本当に正しいのか?

それでもなぜ「削除しません」と言い張るのことができるのか、このあたりが「他人のふんどし」で何を上から偉そうにって思われる所以でしょう。

ワイドショーでおなじみ八代弁護士も言ってますね。笑

弁護士の八代英輝氏(57)が17日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。飲食店情報サイト「食べログ」の“誠実さ”について疑問を呈した

この問題について、八代氏は他のレストランガイドの名前を挙げて、「ミシュランもZAGATも自社の調査員が直接、店に行って調べているので信頼性が高いわけですよね」と持論を口に。一方、食べログについては、「人のレビューで相撲をとってる。で、そのレビューの計算の重視のし具合は教えませんよってことじゃないですか。それは有料でサービスに加わっている事業者に対しての誠実さという意味では、疑問符がつくところがあるんじゃないかなと思います」と主張した。

まあ、食べログ的には不正防止のため評価方法を公表しないということでしょうけどね。

Amazonみたいにインチキレビューが蔓延しても困りますしね。

とはいえ、全般的にそもそも対応が不誠実だから裁判で負けるわけでして、やっぱり食べログって信頼できないなってなるんですよね……。

 

ただ気になるのはミシュランの評価ですね。

たしかにその道のプロである調査員の評価ですから信頼度は高いですけどね。

でも、プロだからって信頼できるのかって話もあります。

 

ミシュランは知りませんが、お金で評価を変えるケースは普通にあるわけですからね。

有名ブロガーやYoutuberなどのインフルエンサーにお金払って宣伝してもらうとか普通にありますからね。

テレビでよくファミレスやコンビニのランキングやってますが、あれも普通に広告費が出てるでしょうしね。(邪推の域を出ませんが)

飲食店巡りは冒険のようなものです

というわけで、あんまし世の中のランキングサイトを過信し過ぎるのもよくないなと。

それが結論です。

このように、普段から高そうなお店に行ってる人も食べログはおかしいって言ってますね。

タレントの三田寛子(56)が17日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。飲食店情報サイト「食べログ」と“疎遠”になっていることを明かした。

MCの恵俊彰から「食べログ」について「三田さんも参考にします?」と話を振られ、三田は「参考にさせていただいてましたけど…」と前置きした上で、あるエピソードを紹介。「ある時、お連れ様をお連れするのに、私の中では星5だと思う凄いオススメのお店で。でも、お連れする相手の方がお店を食べログでお調べになったら星が2とかで、先入観を最初に持たれちゃって…」と苦笑いで明かした。

その上で「私は何度行ってもそこは5だと思っていたので、自分の舌に問題があるのかとか、それからちょっと疎遠になってしまったんです」と伝え、最近は「食べログ」を参考にしていないことを伝えた

 

それを考えるとやっぱり自分の周りにいる人の評価の方が信頼できるなって思っちゃいますね。

それに初めて行く飲食店って冒険の要素もありますよね。

絶対に外したくない時以外は、新たな美味しい店開拓の冒険です。

 

食べログを過信して、はなから評価3.5以下は行かないなどと無益なこだわりは捨てて、自分で確かめに行くのがベターだと思いますね。

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