僕がこの内房(木更津・君津・袖ヶ浦)地域に引っ越してきたのはまだ数年前のことです。
僕が住んでる街にはいくつか大きな公園がありまして。
ほぼ毎日と言っていいほど公園に犬の散歩に行きます。
台風じゃないかぎり、雨の日でも毎日散歩に行きます。
犬の散歩とは言っても、自分の運動も兼ねています。
歳をとると運動不足は命にかかわりますので、必死です。苦笑
ところで、うちの近所の大きな公園に行くとたいがい野良猫がいます。
なぜこんなに野良猫がいるのかってくらいウジャウジャいます。笑
千葉県、いや内房だけの特徴でしょうか?
ところで僕はもともと千葉県民ではありません。
それでも大学からずっと千葉で暮らしていますので、人生の半分以上は千葉県民です。
では、僕が千葉に来る前、子供の頃に近所の公園に猫がいたかといえば、一匹も見た記憶はないんですよ。
そして、さらに驚くことに、一部の公園ではなぜか公園で猫が飼育されているのです!
いまだかつてそんな光景を見たことが無かった僕は、最初は戸惑いましたね。笑
「公園で猫を飼ってる人がいるって、どういうこと!? 良かれと思ってるんでしょうけど、それはだめでしょ!」
みたいな感じです。
または、自治体が観光客を呼ぶために野良猫を餌付けてるのかと思ったこともありましたが、そうでもないみたい。笑
実はこれにはいろいろと経緯があったようです。
目次
猫のエサやり&去勢ボランティア
公園で猫に餌をやってる人たち。
最初は「野良猫にエサをあげたらダメなんじゃないの!」って気になってたんですが。
でも散歩に行くと毎日彼らはいて、決まった時間に餌をやってるんですよ。
そこでやっと、公園で猫を飼っている人は実は正式なボランティアさんだったんだって気がついたのです。
(最近はボランティアの人はそれとわかる服装をしているようです。)
ある時、そのボランティアさんたちが猫を檻に入れて回収していく様子を見ました。
どこへ連れて行くのか心配になってボランティアさんに聞いたことがありました。
「もしかして、保健所とかに連れて行っちゃうんですか?」
「いえ、違うんです。去勢手術をするんですよ」
なるほど、ボランティアさんのおかげで猫が無尽蔵に増えないように管理されているみたいなのです。
いや、ほんと、頭が下がりますよね……。
という流れで、やっと僕は公園の猫と、それを保護するボランティアの図式を認識したのです。
愛犬が野良猫の集団に襲われた事件
ところが、ある日、いつも通り公園に散歩に行った日のことです。
ボランティアさんが野良猫たちに餌をやっており、猫たちがたくさん集まってました。
ボランティアさんに挨拶をしつつ、猫たちの群れを通り過ぎようとした時。
猫が急にとびかかってきたのです。
すると、他の数匹の猫たちもそれを見て、一斉に愛犬にとびかかってきたのです。
右から飛んで来てガブリ!
左から飛んできて来てガブリ!
後ろからガブリ!
こんな例えは不謹慎かもですが、幼い頃に機動戦士ガンダムで見た、黒い三連星のジェットストリームアタックでした。
余りに一瞬の出来事で僕もボランティアさんも呆然。
愛犬はビビッてキャンキャン鳴いてしゃがみこんで、その場でおしっこを漏らしてしまって……。
僕はさっと愛犬を抱き上げてその場を去りました。
ボランティアの人も猫たちに「やめなさい!」って叱ってくれてました。
しかしもう愛犬が可哀そうで可哀そうで可哀そうで可哀そうで。
ほんとに、飼い主の僕が泣きたくなりました……。
猫が犬や人を襲ったり咬んだりする問題
でも本当に驚きました。
猫が犬を噛むってことがあるんだなと初めて知ったのです。
でも、そのような事例は珍しいことではなく、調べるとたくさん出てくるのです。
下のケースは、まさにウチの愛犬が襲われた時のように、猫が一斉に襲ってくるケースです。
わたしが愛犬をリードにつけ、いつものお散歩コースを歩いていました。
コースは車の通りの少ない住宅地です。ある住宅の周辺は、野良猫に餌を与える家があるため野良猫が大繁殖しています。必ず猫がいますが犬を連れているので猫は警戒して隠れたり逃げたりするのが常でした。
野良猫屋敷の前を通過する時、わたしは気がつきませんでしたが犬が猫を見つけたようです。歩きながら視線を猫(だと思う)に向けていました。すると突然3匹の中ネコが屋敷の敷地内から道路にいるわたしたちの前に飛び出し、威嚇音を出した次の瞬間、わたしに飛びかかってきました。身長160センチ以上あるわたしの体をバリバリと登り、1匹は耳に食らい付き、1匹は足を掻きむしり1匹はお尻に食らい付いています。
慌てたわたしがふりはらうと今度は犬の頭に飛びかかる始末。犬も激怒わたしも激怒。すると猫は一目散に逃げ出しました。わたしは結構流血してしまい、医者にいくハメに(涙)。
こちらの事例も猫に集団で襲われるケースです。
愛犬を抱っこして抱え上げても、よじ登って襲ってくる猫なんて、本当にいるんでしょうか。
いや、いるんでしょうけど、めちゃくちゃ怖いです……。
我が家の飼い犬を散歩中、猫に突然襲われました。
歩道を散歩中、こちらは何かしたわけではないのですが、いきなり猫に襲われました。首輪等なく、野良猫なのか、いつも同じところにいついてるため飼い猫なのか、餌付け等だけされて住み着いた野良猫なのか判別がつきません。
飼い犬は必死に大声を出し逃げたのですが執拗に追いかけ、抱っこをして追い払おうとしたのですが、よじ登ってきて妻が抱いている我が家の犬に攻撃してきました。
もう1匹は私の足元にまとわりつき今にも噛もうという状態でした。
幸い怪我等は今のところないようですが、本日中に動物病院につれていくつもりです。
他にも調べると色々な事例が出てきます。
ですので、猫が犬や人を襲うことってのは、けっこうあるんだなって思いました。
猫が犬を襲う原因は?
もちろん普段は猫の方が逃げていくんです。
犬は本能として動くものに興味を持ちますから、猫がいればちょっかいを出そうとして近づこうとします。
でも、猫がそれに気がつくと威嚇しながらさっと逃げていくのです。
それが犬の散歩をするときに見るいつもの光景でした。
ただ、愛犬は柴犬なのですが、普通の柴犬よりもかなり小さいです。
しかも女の子なのでさらに小さく、まさに豆柴の中の豆柴って感じです。
要するに、ちょっと大きな猫と同じくらいのサイズですから、猫にナメられたって理由もあるでしょう。
あとは、ちょうどボランティアさんが餌やりをしていた時間帯だったこと。
やはり動物の本能として、自分の食料は誰かに取られないように守ろうとしますよね。
ちょうど食事中のところを横切ったのがまずかったようです。
しかも他の被害者のケースと同じく、猫が集団でいたことも原因でしょうね。
集団で狩りをする、という動物の本能なのかもしれません。
獣医さんによれば野良猫に咬まれると死ぬこともあるらしい
でも、問題は咬まれた後の話です。
「咬まれたね、痛かったね、ちょっと血が出ちゃったね」
で終われば良いのですが、そうではない場合もあります。
最悪のケースで、死ぬこともあるのです。
獣医さんの話では、愛犬が野良猫にかまれて死んだというケースは少なくないそうです。
猫の持っているSFTSというウイルスが犬に感染するのです。(他のケースもあるのかもしれません)
しかも、人でさえ野良猫に噛まれたら感染して、体力のない子供や老人は死ぬこともあるようです。
事例もありますね。
厚生労働省などは24日、野良猫にかまれた50代女性が昨夏、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染し、死亡していたと明らかにした。マダニが媒介する感染症として知られるSFTSだが、今年に入りペットの猫や犬からのウイルスの検出事例もあり、厚労省は注意を呼びかけている。
厚労省や国立感染症研究所によると、西日本に住む女性は、衰弱した野良猫にかまれた後にSFTSを発症し、その後亡くなった。
同省によると、SFTSウイルスを保有するマダニは地域や季節によるが、高くて数%。SFTSは発熱や全身の倦怠(けんたい)感などが出て、重症化すると死亡することもある。日本では2013年1月に初めての患者が確認されて以降、西日本を中心に毎年60人前後の患者が報告され、その約2割が亡くなっているという。
マダニに咬まれてSFTSウイルスに感染した猫などの小動物が、犬や人間を咬んで感染させるという流れですね。
うーん、これじゃまさにゾンビ映画の様相です……。
ちなみに当時、愛犬を検査したら猫に噛まれた跡が数か所ほど見つかりました。
獣医さんに傷跡を消毒してもらい、抗生物質の薬を飲ませて応急処置完了です。
自宅に帰ってからも数日は薬を飲むことになりましたが、命に別状なく、今はもちろん元気です。
再び猫に襲われそうになった件
ところで愛犬が猫に襲われた事件は数年前の海浜公園での話です。
当然、猫に咬まれて以来、海浜公園には毎日行かなくなりました。
まあ、とは言っても、たまに行くことはありますけどね。
もちろん猫を避けて散歩してます。(5m以内には近寄らないという意味)
次に行くことになったのは袖ヶ浦公園なのですが、実はここにも猫がいるんですよね。
僕はもともと「猫派」でして、本当は猫が大好きなんですよ。
もちろん、うちの愛犬と暮らすようになってからは、愛犬が一番で、猫は二番ですけども。笑
ただ、袖ケ浦公園は犬の散歩をする人が海浜公園より多いんです。
小さな犬を連れてる人もいるので、ここなら安心だなと半ば油断して散歩してたのです。
もちろん、猫に必要以上に近づかず、とくにボランティアさんが餌をやってる食事時は近づかないように注意をしましたよ。
でも、たまに遠目から写真を撮ることはあります。可愛いですからね。
はい、この仏頂面。苦笑
マナー悪い猫好きの人たちが無断で餌やり
ところがですね、困ったことがあるのですよ。
袖ヶ浦公園に野良猫がいることを聞きつけた猫好きな人たちが、無断で餌をやっているのです。
野良猫たちは、さほど人懐っこくはないですから、きっと餌で釣って自分のところに惹きつけるのでしょうね。
そういうマナーの悪い、自分勝手な猫好きの人たちがたくさん公園にいるのです。
たいがい犬の散歩に行くと、猫に餌をやりながら遊んでる人が一組は絶対にいます。
酷い時は、池のほとりの緑地帯に猫の餌をブワーッとばらまいてた年寄りもいましたね。
「おいクソジジイ、何してやがる!」
とは言ってませんよ。笑
そう思いましたけど、いちおう(必要なら)証拠提出できるように写真を撮っておきました。
(多分、この人毎日やってると思う……。)
ちなみに袖ヶ浦公園の山(神社があるところ)にも猫の餌がばらまいてありましたね。
その年寄りの仕業なのかはわかりませんが、ボランティアがいるのに何のためにそうするのか理解に苦しみます。
酷い時は、(これは別件ですが)特定外来種のミドリガメにパンをちぎって与えてる人もいましたね。
結果、ミドリガメに池の鯉が食われているらしいですが、子供ならまだしも、どいつもこいつも大人ですからね……。
無断で猫に餌やり中に再び愛犬が襲われそうになった
その日もまた不届き者がいたんですよ。
若い男が二人して猫と遊んでいたのです。
しかも、公園の歩道を半分くらい占有してるんですよね。
端っこしか通れないですよ。
「隅っこで遊べよ」と思いつつも、僕と愛犬は彼らを避けて道の端を歩くわけです。
そしたら急に猫がウーっと愛犬を威嚇しながら後ろから追ってきたんです。
もうびっくりしちゃいまして、咄嗟に僕は愛犬の後ろに回って猫と愛犬の壁になって猫をにらんだわけです。
本当は抱っこしたら良かったかもしれませんが、咄嗟のことで慌てちゃって、できなかったんですよね。
でも、それが効いたのか猫は足を止めて、そのままなにも無く歩き去ることができました。
その二人の男はボケッと見てましたが、よく見ると、どうもその若い男どもが餌(お菓子)をやっていたようなのです。
再確認のため少し通り過ぎた後で僕がさっと振り返ると、二人はサっと何かを隠して、遠くの僕を指さし、
「待て、さっきのやつが見てる」
と聞こえました……。
なるほど確信犯でしたね、悪いことだと知って無断でエサやりをしていたのです。
動物のことになると狂ったようにキレる人たち
本当はマナーの悪い人には、その場で注意をしたほうがいいんでしょうけどね。
でも、確信犯でやってるとしたら注意する意味はありませんよね。
悪いと思って悪いことやってるんだから。
逆に難癖をつけられて喧嘩にでもなったら、もっと嫌な気分になるのが落ちです。
マナー違反の人ともめて警察沙汰になったという、こんな事例もあります。
市立公園を犬を連れて散歩をしていた時、前方に男女二人組みが地域猫と遊んでいました。飼い犬と地域猫の間には3mくらい間があったのですが、犬を自分の方へ引き寄せながら通り過ぎた時、地域猫が犬に飛びかかってきて鼻っ面をひっかきました。
私は驚いてその場を逃げようとしたのですが、猫がたくさん周囲を囲んでおりこれ以上犬に近づかれたくない為、シっと追い払うしぐさと足で地面を踏み鳴らすと、そこにいた男女の男の方が「テメー!!動物虐待者!」と怒鳴り女の方は「もっと遠くを歩けばいいでしょう!」と叫んできました。
私はまだ猫が犬を襲う体制に入っていたこと、これ以上コトを大きくしないために猫を脅したと主張したのですが、二人共「動物虐待者!」「ここを歩かなくてもいい!」と聞く耳を持ちません。
男の方は「アア!?オラ!」と威嚇するので、その場からひとまず逃げ110番通報して警察に介入してもらいました。
ここには「団体」と書かれてますが、多分、僕が出会ったようなマナー違反の若者たちじゃないかなって思いますね。
しかも、動物のことになると気が狂ったように怒る人ってたまにいますよね。
海外のイルカの保護団体とか、昔TVに出てた某獣医さんとか。
そういう感情制御できない人たちだと思います。
そんな人らに「虐待だー!!」などと人前で大声で叫ばれたら、こっちが誤解・通報されますからね。
ほんと怖いですよ。
結局、こういうマナーの悪い連中が無断で猫に餌やりをするので、猫は餌を取られまいと警戒して威嚇してくるのです。
ボランティアさんも「猫に無断で餌やりをするな」と「看板」まで出しているのに、まったく無視なのです。
あなたたちのマナー違反のおかげで、多くの愛犬が無用な被害に遭うんですよ、と言いたいですね。
自治体は野良猫対策の予算は出さないらしい
結局ですね、大きな公園のうち2つはもう毎日行けなくなっちゃったんですよ。
もちろん、公園はまだありますから、別の公園に行ってます。
今行ってるのは猫のいない公園です。
でも、こんなに事態は深刻(命に係わる問題)なのに、自治体は何もせずでいいのかって思うわけです。
そもそも公園だけでなく住宅街の野良猫問題も結構深刻ですよ。
うちの近所にも野良猫はいますが、びっくりすることに野良猫に餌をやる人がいるんですよ……。
結果として庭や玄関先で糞をされたり困っちゃうんですよね……。
まじで自治体で「猫に餌をやるな」って看板くらい出してくれよって言いたくなりますよ。
とりあえずウチの自治体はネットで市長に直接意見を言えますのでね。
この件について市長はどう思ってるか聞いてみたいと思いまして投稿してみました。
そして、早速回答を貰いましたが、まったく期待した回答ではありませんでした……。
そもそも市は公園のボランティアに依頼していない事実!
まず、市は公園のボランティアとは何の契約もしてないそうなのです。
でも、さすがに公園で猫を飼育する行為ですから、それなりの公園使用許可を出してると思うじゃないですか、普通は。
でも、違うらしいです。
公園の猫については、心無い飼い主等による遺棄により、10年以上前に増加しました。市といたしましても、公園の猫が増えないようボランティア団体の協力を得ながら、遺棄防止の啓発活動等を行い、現在、公園内の猫については減少傾向にあります。
「協力を得ている」だけで、許可もしてなければ、依頼もしてないそうです。
なんのこっちゃわかりませんよね。
勝手にやってくれということでしょうかね……。
動物愛護に伴うボランティア活動の為、書面による契約はなく、また、公園の条例等にも明文化されておりません。
じゃ勝手にボランティア団体が公園の一部を占有していいのか?って話です。
もちろん、僕は賛成ですよ。
だって自治体が野良猫対策でいっさいお金を出さないのだから。
ボランティアさんたちは寄付金を募って去勢手術までしてくれているんです。
でも、公園を猫の飼育に使うことに反対する人もいるはずですし、猫が嫌いな人もいるはずです。
そんな人は公園を使えなくなっちゃうじゃないかと思いますよね。
それについては、こんな回答も……。汗
なお、市内の〇〇公園内には、飼い主の責任のもと犬のリードを外して遊ばせることができる「ドックラン」が整備されており、市内在住者は1頭1千円で1年間使用することができます。
犬の大きさに関係なく遊べるフリーエリア(2,100㎡)と小型犬専用エリア(600㎡)がありますので、是非ともこちらの施設もご利用され楽しんで頂ければと思います。
どうすることもできないので、猫のいない公園にいってください、ドッグラン使ってくださいとも取れますよね。苦笑
ま、実際に僕はそうしてますけど、これはちょっと論点をズらされちゃいましたね……。
そもそも税金で運営される公園を、ボランティアと称すれば猫を飼育できるのなら、「動物愛護」の名の元、公園で猫を飼い始める不届き者が現れたらどうするんでしょうか?
自分の家は汚れないし、世話もたまに見るだけで、可愛がりたいときにかわいがる、そんなやつらが出てきたらどうするんでしょうか?(たぶん出ないと思いますよ。苦笑)
でも、そういう危険性を市は予め予測して、ある程度は監視して、効果の程をチェックしないといけないのではないかと思うのです。
「協働」というマジックワード
しかし、この回答は腑に落ちないなって思ったのです。
丸投げして管理もしないって、いったいどうなってるんだと思ったら、、、市とボランティア団体は「協働」という形で動いているそうなのです。
なるほど、「協働」とは魔法の言葉のようなもので、「協働」ということであれば契約も不要、何も面倒なことなしに何でもできちゃうわけですね。
もちろん、市民と役所の双方が「良し」とすることに対してのみですけども。
近年、この協働の概念は日本の地方自治の分野で、まちづくりの取り組みに不可欠なものとして唱えられている概念のひとつである。例えば、地域の課題解決に向けて、行政単独では解決できない問題がある場合、または市民だけでは解決できない問題などがある場合に、相互にお互いの不足を補い合い、ともに協力して課題解決に向けた取り組みをする。または、協働した方がサービス供給や行政運営上の効率が良いとされる場合に協働のまちづくりが推進される。
ただし「協働」の法的性質は非常に曖昧で、実際このケースでは契約も無ければなにもなしで、ただボランティア団体と役所が協議するだけで公園を使用できちゃうわけです。
だから問題が起こっても市は責任を取らなくて良いし、厳密な効果測定などもしないし細かく把握もしないということらしいのです。
こちらの回答がそのことを表現しています。
Q:無償協力とはいえ公共の施設をボランティア団体に使用させる場合は、自治体に監督責任が生じるのではないか?
A:施設の使用について許可等を行っているわけではなく、協働により公園内の野良猫減少に向けた取り組みを行っているものです。
ここまで回答をぼかされると、ますます「協働」というものが何物なのか、わからなくなります。
となると、例えば、公園で飼育してる猫が、住民やその愛犬を死傷させても、誰の責任でもないことになってしまうのです。
野良猫の管理は行っておらず、先ほど回答したとおり減少に向けた取り組みを行っています。
動物の責任の所存については、飼い主(占有者)に生じるものであることから、飼い主のいない野良猫について、市で責任を取るという考えはございません。
まあ確かに、そもそも猫を捨てたヤツが悪いってことになるのは当然です。
でも、そりゃそうだけど、それを役所が(暗黙に書面無しで)許可してるって事実はそこにあるわけですからね。
そこを協働という言葉でうやむやにされてしまっている感じがするのです。
しかも、重大な落ち度(重過失)があった場合はどうなの?って心配もあります。
例えば、もしもボランティアに悪意の人間が現れたらどうするの? って視点は重要だと思います。
もちろん、そんな人はいないと思いますけど、役所としては性悪説に立つことは必要だと思うのです。
どっちみち市は責任を取らないから、そこまでしないってことになるのでしょうけど……。
以下、善意を履き違えたボランティアの事例です。
千葉県木更津市の住宅から逃げ出したとみられていたドーベルマン2頭が動物保護団体のメンバーらに盗み出されていた疑いがあることがわかり、警察は3人を盗みなどの疑いで逮捕しました。
このうち1人は先月、同じ住宅からドーベルマンがいなくなった際に捜索に加わり、発見者として警察に届け出た人物だったということです。
野良猫に使う予算はない……
僕は個人的には、公園で飼育せずに市で用地を確保してそこで飼育してほしいって思いますけどね。
役所も困ってるのでしたら、ちゃんと予算を取って対策をしたらよいのかなって思いますよ。
何より市民はもっと困ってるのですから。
公園内に生息する猫については、一部の心無い飼い主等により捨てられた猫達であり、市で管理しておりません。猫は動物愛護法により、保護以外の目的で捕獲ができないことから、野良猫はなかなか減らず、市といたしましても対応に苦慮しているのが現状であります
みんながみんな公園で猫を地域猫として飼育することに賛成でない人もいますからね。
それに、うちの愛犬のように、猫に咬まれるという予期しない事故もあるわけですからね。
まあ、そうは言っても予想通りの回答がここにあります。
野良猫対策に使う市の予算は現状では無いということです。
公園の野良猫対策の予算についてですが、これまで監視カメラの設置や見通しが悪い箇所の樹木の間引き等を実施しているところではありますが、現在猫に対する予算はありません。
都内の公園のホームレスもそうですよね。
もちろん猫と人は違いますけど、ホームレスは出ていけ、猫はOKと、むしろ猫の方が優遇されているという皮肉……。苦笑
両者のそもそもの発端は、予算を理由に自治体が何もせずに、ただボランティア任せだという点だと思うんですけどね……。
でも、予算がないものは仕方が無いですよね。
であれば、あとは猫を捨てるな、外で飼育するな、という啓蒙活動ですよね。
そういう看板とかを出すくらいならさほど予算は不要だと思うのですがどうでしょうか。
実際、公園にはボランティアさんが看板をあちこちに立ててます。
そこで、猫が犬を襲うことについて看板で注意喚起することは可能ですか?
という質問もしましたが、こちらはやんわりと拒否されてしまいました……。苦笑
注意喚起の看板の設置についてですが、これまで、猫が犬を襲うという話はありませんでしたが、今後、同様の声が多くあれば、看板の設置について検討してまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
ですので、このブログを読むまで「猫が犬を襲う」なんて話を知らなかった人は、これを機に注意してくださいね。
実際に、ご存知の方もいらっしゃると思います。
公園での犬の散歩でよく会う人なんかも、「猫を避けている」と言ってましたし。
猫に襲われたことがある飼い主さんは、猫がいる場所だけ愛犬を抱っこしてますしね。
それは超小型件の飼い主さんでしたけどね。
もちろん、諸悪の根源は、猫を捨てる人。
野良猫に餌をやる人です。
最後にもう一度書いておきます。
猫を捨てる人
近所の野良猫に餌をやる人
犯罪ですから、絶対にやめてくださいね。
2024年 追記:犬を「悪者」にするような看板をなぜ出したの?
いつのまにか年に何回か行く程度になってしまいましたが、先日、久しぶりに袖ヶ浦公園に行きました。
何か月かぶりかもしれません。
こころなしか猫たちが減ったように思います。
少し寂しい気もしますが、これは袖ケ浦市とボランティアさんたちの成果が出ているということなので喜ばしいことではあります。
でも、驚くことがありました。
なんと「犬が人をかむ事例がありました」という看板が出ていたのです!
心が痛みました。
なぜなら、上記の通り、、、
猫が犬や人を襲うことについて、注意喚起の看板を出した方がいいんじゃないですか?
と提案したのに、その逆のことを市側にされてしまったと感じたからです。
ほんと、心が痛みました。
しかも、これって誰に注意しているんでしょうか?
公園に遊びに来た人に注意しているんでしょうか?
注意看板を書くなら、「犬を放さないでください」とかじゃないでしょうか。
なぜなら、たまに犬を紐につながずに散歩していたりする人がいるからです。
飼い主からしたらわかりますよ、絶対に人を咬まないってことを。
でも、犬ですからね、何が起こるかわかりません。
それに、怖いじゃないですか。
僕だって大型犬を紐につながず散歩している人を見たら怖いです。
でも、堂々と、紐につながずに散歩させたり遊ばせたりする人がいるんです。
結局、猫も犬も、一部のマナーの悪い人のおかげで、周りがみんな迷惑するんです。
だからこそ「犬が人をかむ事例がありました」の看板はおかしいです。
これだとすべての犬が、そして飼い主が「悪者」みたいな印象を受けますよね?
いや、紐につないでないケースだけじゃなくて、紐につながれた犬に人が近づいて咬まれることもあるよって言いたいのはわかります。
じゃあ、看板にそう書けばよいのであって、このように「犬は咬むよ、怖いよ」なんて宣伝するかのような看板は酷いとしか言いようがありません。
それに、その場合に直接的に「悪い」のは「犬は咬まないものだと」信じ切って勝手に、しかもこっちが気が付かないうちに近づいてくる人たちです。
飼い主の僕もたまに幼い子連れの親子が近づいてくることがありますが、咬むかもしれませんよって最初に注意することもあります。
でも、そのように最初に言うことが義務だとは思って言ってるわけじゃないです。
親切心で言っているんですが、裏を返せば、近づいてくるお子さんには実はちょっと困ってるんですよね。。。苦笑
うちの犬は咬まないとわかってますが、もしものことがあるからです。
乱暴に犬に触れば犬も起こりますからね。
ま、犬も猫も動物ですからね、そもそも、機嫌が悪ければ人を咬むこともあるでしょう。
ただ「かわいい」だけでなく、そういうことは理解しておいてほしいです。
だから本来は「放し飼いにされている動物」には注意が必要なんですよね。。。
それなのに、犬だけが悪者みたいに看板出すってのはどうかなと…。
それにしても、たかが公園の看板ですが、犬は家族だと思ってる自分からすれば、心が非常に痛みました。
その日からしばらくして「嫌な気持ち」だけがしばらく残ってしまいました。。。