一般人審査員ってどうなの? THE SECOND~漫才トーナメント~

「THE SECOND~漫才トーナメント~」を見ました。

結成16年以上の芸人さんが対象の漫才コンテストです。

 

公式サイトでは、このように書かれています。

実力や才能はあっても、出場できる賞レースがないため、ブレイクのきっかけが見出せない…そんな漫才師たちに“セカンドチャンス”をつかんでほしいという願いを込めて、フジテレビが立ち上げる新たな大会

 

まあ、分かりやすく言うと、M1などで勝てずに時が過ぎ、ついに出場条件から漏れてしまった芸人さんたちを救済するためのコンテストですね。

出場資格にもこのように書かれています。

全国ネットの漫才賞レース番組で優勝していないこと

 

今回、第一回目のコンテストということで、楽しみにしてました。

過去に大きな賞を受賞していない芸人さんでも、面白いネタを持ってる人はいるからです。

 

ただ、一つだけ気になったのがコンテストの審査員が一般の人たちという点でした。

いや、一般人が審査員という点は全く問題なくて、むしろ、そういう評価方法のコンテストがあっても良いと思ってました。

でも、この100人がどのように選出されたのか?

サクラが何人か混ざっているのではないかと思ってしまいます。

 

そして、これが一番重要なのですが、100人じゃ少なすぎるという点です。

かなり偏りが出るだろうなと、最初にそう思ったのです。

選挙もそうですが、もうそろそろ信頼度の高いなんにでも使える国民的投票システムを誰か作って欲しいものです。笑

 

一番それを思ったのが「ギャロップ VS テンダラー」の第三試合です。

正直なところ、テンダラーさんの圧勝だと思ったんですけど、5点差で負けたんですよね。

番組中で松ちゃんがいじってましたが、なんとなく「テンダラー浜本さんの不倫報道」が影響してるんじゃないかと。苦笑

でも、もしもスキャンダルが採点に影響してるとすれば、これは審査員が一般人ならではですよね。

こういうところが、どうかと思ったりするのです。

 

次は、準決勝第2試合の「ギャロップ VS 囲碁将棋」です。

ここでもやっぱりギャロップさんが勝利したのですが、個人的には囲碁将棋さんが勝ったと思ったんですよね。

圧勝とまではいかないけど、7割がた勝っただろうと思ったら同点でした。

同点の場合の規定によりギャロップさんが勝利を手にしたのですけどね。

でも、第三試合といい、モヤモヤの残る対戦でしたね。

 

そして、最後のモヤモヤは決勝の「マシンガンズ VS ギャロップ」です。

これもまたギャロップさんが勝利したのですが、個人的にはマシンガンズさんの勝利だと思ったんですよね。

 

なにより、ギャロップさんのネタはオチまで長すぎた。苦笑

長々と引っ張った割にはオチの破壊力が無くて「やっちまったな! ギャロップ負けたぞ!」と個人的には思ったのです。

松ちゃんもギャロップさんのネタ終わりに舌を出して妙な表情をしたので、僕と同じ心境だったのだろうと勝手に推測。苦笑

 

ところが、結果はギャロップさんの圧勝でした。

マシンガンズさんは漫才というよりも雑談、いやフリートークという印象が強かったから、それが一般の審査員的に違和感を持ったのかなと。

実際、松ちゃんもマシンガンズさんの準決勝でのネタについても、「フリートークだ」みたいなことを言いましたから、審査員もそれに引っ張られた可能性もあります。

でも、どっちが面白いかと言ったら、マシンガンズさんだったんですよね。

しかも、「さすが芸歴が長いだけあって、今さっき起こったばかりのことをネタに、よくここまで面白く話せるものだ」と感心したんですけどね。

こんなに実力があるのに、どうして、あんまりテレビで見かけないんだろうとも思ったほど。

 

もちろん、ギャロップさんのネタが面白くないわけでなく、一定のラインを超えているとは思いました。

ただ、面白いことは間違いないのですが、ギャロップさんの全ての対戦で相手方が上回っていたと僕は思いました。

こうなると、なにか見えない力が働いてしまったのか、サクラが混ざっていたのか、と思ってしまうのが人情というものです。

でも、公明正大であることを信じるのなら、やっぱり100人は少なすぎるのではないか。

偏りが出てしまうのではないかと、そう思った「THE SECOND」でした。

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